2016年12月31日土曜日

「内田正洋のシーカヤック講座」受講

この文章は、2016年9月に受講した内容にもとづいています。

有料講座の内容に触れている部分があります。

そのため、講師である海洋ジャーナリスト、内田正洋さんに「いちおう確認をとってから掲載しよう」と思っていました。

公開時期がいま(2016年12月)になったのはそのためです。


モンベル 横浜しんやました店にて
「内田正洋のシーカヤック講座」を受講


2016年9月某日。アウトドアショップのモンベル 横浜しんやました店に行ってきました。

関東地方のモンベルは、あちらこちら行ったことがあります。

でも、横浜しんやました店ははじめてでした。

ほかの関東地方のモンベルはだいたい、百貨店やショッピングモールの中にあります。

しかし、この店舗は倉庫のようなところでした

(後で確認したところ、倉庫を改装して店舗にしたのだそうです)。

今まで「大きいなあ」と個人的に感じたのは、南町田店や越谷レイクタウン店です。

横浜しんやました店は、それらよりも広い気がしました

(公式サイトには「300坪を超える」との表記アリ)。

カヤックの展示が多いのもさすがといいますか、ビックリしました

(実は店舗が桟橋に直結していて、そのまま海に出られるようになっていてさらにビックリ)。

「内田正洋のシーカヤック講座」の開催地、モンベル 横浜しんやました店


なぜ、横浜しんやました店に行ったかというと「内田正洋のシーカヤック講座(ステップ1、2)」を受講するためです。

その昔、お台場の船の科学館プールで行われたカヤック体験会に参加したことはありました。

そこでカヤックにはちょっとだけ乗ったことはあったのですが、座学は初めてです。

ところでこの講座、本来は最少催行2名なのです。

でも、電話で予約した際に確認したところ、最近は1名でも開講しているとのこと。

夏期休暇シーズンも終わった平日だったので、今回も「もし、自分1人だったらなんか申し訳ないなあ」と思っていたのですが……。

やっぱり、といいますかなんといいますか……。

今回の参加は自分だけでした。

久しぶりの横浜、さらには元町・中華街駅から徒歩ということで余裕をみて行きました。

そのため、到着時間が早めでした。

その時間を有効活用し、ほしかったゴアテックスのスパッツを購入。

その後、レジのスタッフの方にイベント参加者であることを伝えました。

すると、カヌーが展示してあるほうを指して「あちらに担当者がまいります」とのこと。

てっきり、どなたかスタッフが参加受付するのだろうと、そちらに行ってしばし待っていると……。

講師の海洋ジャーナリスト、内田正洋さんがにこやかに現れて「ちょっと待っててください、ここでやりますから」と、なにやら準備されているご様子。

内田さんが押して来たカートに載せたコンテナには、ライフジャケットなどのカヤック用品が満載されていました。

それら、実物を見ながら講義が始まりました。

講義の詳細な内容は、やはり、実際に受講して知っていただくべき事柄だと思います

(取材さながら、メモしながら受講していたので書こうと思えばいくらでも書けるのですが!)。

そのため、触れませんが印象に残った内田さんの3つの言葉だけ紹介したいと思います。


その1
「漕がないとわからない」


シーカヤックや日本の海のこと、日本人のルーツなどなど、お話しをいろいろとうかがった後です。

「でもね。結局……」ニヤリと笑いながら内田さんがおっしゃった、決め台詞ともいうべき言葉です。

「漕(こ)がないとわからないんだよ!」

あとは付随する言葉として……。

「漕げば漕ぐほどわかる」

とも。

まあ、いろいろ言ってみても最終的には……。

カヤックも、論より証拠ということでしょう。

実際に漕いでみてナンボという

(その後、筆者は実際に漕いでみて、現在、ほんのちょっとだけこの言葉の意味が「わかったかなあ?」といったところです。深~い世界です)。


その2
「人それぞれの漕ぎ方がある」


それから、老若男女、「それぞれの漕ぎ方があるもんだ」とも。

ご自身も若い頃と今では「漕ぎ方が変わっているなあ」と。

でも、年をとったから漕げなくなるというのではなくて、「それ相応の漕ぎ方になる」のだと。

体力のある若いときだけでなく、末永く漕ぐことができる。

誰にでも楽しめるのが、シーカヤックの魅力のひとつなんだそうです。


その3
「経験はアテにならない」


そして、3つめは「経験はアテにならない」です。

これは誰かよくわからない人が言ったというのなら、どうでしょう?

「え、ホント? それはおかしくはないですか?」と言いたくなってしまうかもしれません。

しかし、数え切れないほど砂漠を、大海原を旅した百戦錬磨の内田さんが言っている。

だから、重みがあるんですね。

経験は大事……。

そんなことは重々承知している。

でも、その経験の大切さはふまえたうえで……。

ときには、長年培った経験をも軽く陵駕してしまう自然という存在がある。

人間の想像の軽く上をいってしまう、スケールの大きさ。

そういったものを忘れてはならない、ということなんだと思います。

事故が起こったとき、こんなような関係者のコメントを聞いたことはないでしょうか。

「まさかこんなことになるとは。ベテランの~さんが大丈夫だって言ってたから」とか。

「100年に一度の~でした。とても予想できなかった」とか。

そういったことにならないように……。

これは内田さんが、自らを戒しめる、ご自分に言い聞かせている。

そんな言葉な気がしました。


内田さんの講座を受講してから
漕ぎ出すのがオススメです!


私はいま横浜港の「日本丸シーカヤック教室」で漕ぎはじめたところです

(内田さんのお弟子さんに教わっています)。

特に「内田正洋のシーカヤック講座」を受講しなくても、漕ぎ出すことはできたと思うのです。

でも、受講していたから、確実に「違う」とも思います。

受講してから漕ぐ「ひと漕ぎ」と、受講せずに漕いだときの「ひと漕ぎ」……。

その重みが「違う」と思うのです。

受講せずに漕ぎ出したときのシーカヤックがスポーツ、レクリエーションだとすると……。

講義を受けた後、漕ぎ出したときには「シーカヤック道」になっていた。

哲学といいますか、思想といいますか、生き方に影響があるといいますか、そんな感じなのです。

なんで、そう思うようになるかは、ぜひ受講して確認していただきたいのですが

(宗教に入信を強要されるとかその手の話ではいっさいありませんので、ご安心ください!)。

内田さんは若輩者の私にも、終始、穏やかで丁寧な口調で接してくださいました。

講義は、店舗の一角のオープンスペースで行われます。

良質のドキュメンタリー番組を観ているがごとく、ぐいぐい引き込んでくれる内容です。

私のときのように、一人でも気兼ねなく参加できます。

たとえば、女性一人の参加もアリだと思います。

興味を持たれた方は、ぜひ横浜観光がてら、いちどモンベル 横浜しんやました店をのぞきに行ってみてください。

受講しなくても、普段見ることがない、いろいろなカヤックを間近で見ることができておもしろいですよ!


モンベル 横浜しんやました店
http://store.montbell.jp/search/shopinfo/?shop_no=678545

内田正洋のシーカヤック講座 ステップ1
http://event.montbell.jp/plan/disp_data.php?event_no=N14DK0

内田正洋のシーカヤック講座 ステップ2
http://event.montbell.jp/plan/disp_data.php?event_no=N14DK1

日本丸シーカヤックパーク シーカヤック教室
http://www.nippon-maru.or.jp/memorial-park/seakayak-park.html

2016年12月30日金曜日

シーカヤック、日本丸シーカヤックパーク(6回目)

日本丸シーカヤックパークで、2016年の漕ぎ納めをしてきました。

前回行った際には、もう年内は漕ぐ機会がないかと思っていたのですがよかったです。

おかげさまで、座り仕事でガチガチになった身体がほぐれました。

さて、今回は、まず、私のシーカヤックの師匠、糸井孔帥さん(私はコースイさんと呼ばせもらっています)にお願いしていたブツを見せてもらいました。

それは……。

瀬戸内での航路などを解説してくれる、コースイ師匠。

海図(ヨット・モーターボート用参考図)です。

それも、11月の瀬戸内横断で実際に使用したものです。

東京、横浜の海図は、シーカヤックで必要とされる細かな水路などが記載されていない。

そのため意味をなさないので、持っていないのだそうです

(細かな水路等は、脳内にインプットされているのだとか)。

でも、瀬戸内海はいろいろ進入禁止区域などの有用な情報が得られるそうで……。

なるほど、ちょっと眺めただけでも海苔の養殖をしている海域であるとか、赤く括られているゾーンがちらほらあります。

後は、また違った意味で、大型船の航路にも注意だそうです。

海上でのシーカヤックは、大型船からの視線の高さからかなり低い位置にある。

そのため、大型船からは存在にまず気がついてもらえないのだそうです。

だから、こちらから避けないと衝突するわけですね。

実践している先達の経験談は、大変タメになります!


引き続き、K-50の運用テスト中


それから、懸案のペンタックスの防滴一眼デジカメ、K-50の運用方法なのですが……。

今回はEOS Kissも持参、撮影しました。

前回は紹介できなかった、K-50のシーカヤックへの装備具合を紹介します!

デッキバッグの中にビニールケースを入れ、その中にK-50を入れています。

前回、自宅に戻って確認したところ、K-50のファインダー内が結露していました。

そのため、防滴とはいえ(中古ですし)「なるべく濡らさないようにする」という運用方針に変更。

100円ショップで買ったビニールケースをデッキバッグの中に仕込んでみました。

ビニールケースのファスナーは閉じず、デッキバッグのファスナーを閉めるという運用です。

そのため、パドルよりしたたった海水が前部から少し入りましたが、上からの水滴は左右に流れ落ちるのでずぶ濡れにはならず。

今回は、ファインダー内の結露はありませんでした。

ただ、当方ずっとキヤノン製一眼レフデジカメを使っていて、今回が初ペンタックス(+リコーイメージング)製というのもあってか……。

人差し指操作のスライド式電源スイッチが滑ってオン・オフしにくいです。

もう少ししっかりした突起にするか、親指でしっかり操作できる配置だとよいのですが。

寒いと指はかじかんでいますし、グラブごしだと余計に操作に難儀します。

さらに、どうも前回、ピントが合いにくく感じたため、合焦したときに「ピピッ」と鳴る音をオンにしてみたのですが……

(取材先でうるさいので、通常、デジカメは音もフラッシュもオフにしています)。

それでもやはり、EOS Kissに比べてアタリが少ない気がしました。

設定を変更して、中央1点で合焦するようにしているのですが、なぜか見当違いの海面にピンがいっていたりするのです。

まあ、まだ絞ったりはしていないので、これからいろいろとテストしてみる余地はあります。

ただ、ちょっと3年前の機種の中古だけあり、本来の性能が出ているのかわからないという疑惑も生じたりはしています。

しかし、新品のK-50やほかのペンタックス機を使ったことがないので、比較対象がないという(笑)。

あとは、今回、デッキバッグにカラビナを付けてみたのですが、小さすぎてコードを3本まとめてくわせるのが難しかったのです。

そのため、自宅に戻ってから、ダイソーでいちばん大きいカラビナ(2個組を2つ)を買ってきて付け替えました。

さらにK-50に布製のハンドストラップを付けて、そこにバンジーコードを装着していたのですが、どうも布製ハンドストラップがカビ臭くなってきたので外しました。

それでまあ、そのままでは、バンジーコードが着かないので、ワークマンで売っているような(東急ハンズで購入した)工具を止めるワイヤーストラップをかませて、そこにバンジーコードのベロクロを付けています。

それから、4本しかなかった単3eneloop proを4本追加購入しました。

さすがに海上で差し替えるツモリはありませんが、予備電池ができました。

あとは100円ショップの缶オープナーで、外れなくて困っていたレンズフィルターは外すことができました。

キャンドゥのゴム製オープナー(うさぎ)で、レンズフィルター外れました。


シーカヤックは優れた乗り物だ!


肝心の漕ぎ納めですが、今回は風がそこそこありましたので大岡川コースへ。

さすがに6回目でだいぶ慣れてきました。

それに、コースイさんは初心者の自分に合わせてゆっくり漕いでくれます。


おかげで漕ぎながら、雑談する余裕がありました。

いまのちょっと細身の艇を貸してもらうようになってスグは、真っ直ぐ進むのが困難でしたから大した進歩ではないかと

(後に真っ直ぐ進むのではなく、ゆるく蛇行するように進むということが判明したのですが)。

ただ、これは、私が格別うまいわけではなく、6回も漕いでいれば誰でもそれなりに漕げるようになります。

これってスゴイことではと、ふと思ったわけです。

2016年10月から、まったくの未経験者が月2回ずつぐらい、ちょこちょこやっていま12月。

たった3か月で、ノンビリ雑談しながら進めるようになるものってほかの乗り物で、なかなか思い浮かばないです。

シーカヤックは、自転車とかバイクのように転ぶ心配もないですし、クルマのように周囲の流れに急き立てられることもないですし……。

自分のペースで漕いで、何か「アレっ?」と思えば、その場で止まって考えるゆとりがある乗り物です

(初心者が漕ぐような内海では)。

このあたり、シーカヤックをやっているみなさんがおっしゃる「誰にでも漕げますよ!」という言葉は嘘偽りないものだと実体験から思います。


あ、そうそう、この日に漕ぎ出す前に、スプレースカートをなるべく胸のほうに上げて付けたほうがよいとアドバイスをもらったのですが……。

その後、身をもって理由を知ることになりました。

スプレースカードが下がっていると、ちょうど股上のあたりにへこみができてしまいます。

そこに水が貯まってしまうんです。

だから、そこに凹みをつくってはいけないのですね。

貯まった水を海に流そうとして失敗し、隙間から腰回りに浸水してしまいました。

まだ、そこまで寒い日ではなくてよかったです。

ということで、K-50の設定をいじりつつ、来年の初漕ぎに備えようと思っています。

2016年12月23日金曜日

電子書籍「キングカイザーの秘密」「流血仮面」販売終了のお知らせ

DLmarketにて販売しておりました電子書籍「キングカイザーの秘密 -プロジェクト編-」「流血仮面」を販売終了とさせていただきました。

お買い上げいただきました読者のみなさま、出版にご協力いただきましたすべてのみなさまに感謝します。

ありがとうございました。

種子島健吉

2016年12月17日土曜日

シーカヤック、日本丸シーカヤックパーク(5回目)

「早くまた漕ぎたい!」と思っていたものの、打ち合わせやらなにやらで行くことができず。

日本丸シーカヤックパークに、先日、やっと行ってまいりました。

今回は、朝、ちょっと雨が降っていたり、風がありそうだったのです。

しかし、午後になって雨はやみ、風も思ったほどではなく、まるでプールのような穏やかなコンディションに。

スイスイ漕げて楽しかったです。

でも、そうなると、

 「ちょっと風があったほうが練習になるのになあ」

 なぞと、ゼイタクなことを思ってしまいました。 

しょうがないので、ルートを大回りして余計に漕いだり、小休止中にその場で180度転回の練習をしたりしていましたが。

あとは、12月中旬になり、だいぶ寒くなってきたということでしょう。

釣り人がおらず、釣り糸を避けなくてよいというのも快適でした

(見えたら釣れないので、当たり前なのですが、釣り糸はホント見えません。避けがたいです)。

自分が昔、シーバスをルアーでやっていたときは、冬だろうがなんだろうがブン投げていました。

しかし、コースイ師匠の話では、横浜港&大岡川の釣り人はカジュアルなそうで、寒いといなくなるそうです。

さて。

それでまあ、今回、はじめて中古K-50を海上で運用してみました。 

ここのところEOS=キヤノンばかり使っていました。

そのため、どうもペンタックスのファインダーやら液晶表示やらなにやらシックリこない。

また、使いはじめたばかりで、設定がまだ決め切れていない。 

というのもありまして、ピンがきていない、アタリが少ないというのは「まあ、そうでしょうね」といったところ。

 「想定内」だったのですが……。


自宅に戻って、軽く水洗いして確認したところ、結露が!

画像はフィルターの結露なのですが、実はファインダー内にも結露が!

さすが中古といいますか、なんといいますか。

まあ、レンズ内結露より、写りに関係ない分よいのですが……。

フィルターを取り外そうとしたところ、固くて取れず(どんだけ固く締めた?)。

しばらく放っておいたところ、フィルター内の結露は解消したものの、ファインダー内は改善せず。

まあ、まったく見えないということはないのですが、直射日光下で結露ファインダーはイヤだなあ、と。

カメラの構造を考えて、レンズをハズした状態で一晩置いておいたところ、結露は消えました。

ホコリが入らないように、ビニールはかけときましたが、あまりやりたくはないです。

デジ一眼のフルオープン放置(笑)。

まあ、状況が状況なのでいたしかたなしでした。

それでまあ、このときの運用方法なのですが。

サウスウインドさんで買った、コースイ師匠オススメのメッシュのデッキバッグに入れていたのです。

取り出しはしやすいし、落下はもちろんしないし、とくに使用上は問題なかったのです。

が、やっぱり、パドリングした際に、けっこうな海水がパドルからしたたるんですね。

「ボッチャンと水没させるワケじゃないから、それぐらいは大丈夫だろう」

と、タカをくくっておりました。

が、これからは、なるべく濡らさない運用方法に切り替えたほうがよさそうです。

ちなみにレンズフィルターとショートストラップ、紛失防止ストラップ付のレンズカバーを買い足しました。

レンズフィルターはヨドバシカメラで教えてもらった、ちょっと水をはじくコーティングがしてあるもの。

一眼デジカメにストラップは付けない派なのですが、さすがに海上でそうもいってられず、短いものにパドルを固定するバンジーコードをくくりつけて落下防止用にしています。

レンズカバーはAmazonで買い合わせ商品だったので、ブラザーのレーザプリンタを買ったときにいっしょに注文しました。

シーカヤックに装備した状態の画像を撮影できればよかったのですが、K-50しか持っていなかったので当然、撮影できず。

次回、EOS Kiss X7を持っていって「こんな感じで運用しています」という画像を撮影しようと思っています。

年末年始、ずーっと原稿と格闘していることになりそうな気配濃厚なため、あといっかい今年中に行っておきたいところです。

そうしないと、たぶん。

また、身体がガチガチに凝ってしまうと思うのですが、どうなることやら。

ただ、腕だけでなく、クビまわり、腰まわりにも筋肉がついてきたようです。

座りの作業で、姿勢が崩れにくくなってきた。

そして、集中力が持続するようになった気がします。

漕ぎはじめる前よりも。

2016年12月4日日曜日

シーカヤック道はじめました!(装備編)

シーカヤックをはじめたときのことで、「あとこれは書いておかねば!」というのは装備まわりのことですね。

基本的にPFD(救命胴衣)、カヤック、パドルはかしてもらえると思います。

だから、夏場であれば必要なのは、

1.速乾素材系の化繊の衣類
2.マリンシューズなどカカトがある速乾性の靴
3.帽子
4.サングラス
5.メガネホルダー
6.日焼止め

でしょうか。

1.は、下着ではなく水着でもよいということで、最初は水着でやってみましたが、けっこう蒸れるので自分はやめました。

2.は、ヒザでカヤックをホールドする際に、カカトとヒザで押さえる状態になりますので、カカトのないサンダル、底が厚すぎるシューズだとやりにくいと思われます。

3.風で飛ばされたり、沈没したときに落水しないようにヒモ付きがよろしいかと(幸いにも自分はまだ「沈」したことはありませんが、今後はわかりません)。

あとは人によると思うのですが、日焼けに弱いのであればキャップ(野球帽)タイプではなく、耳や首の後ろまで隠れるものがいいでしょう。

4.サングラスも夏場は天候にもよりますが、必須ではないかと。5.を必ずつけて。海上で落水した場合、たぶん回収できません。


そして、冬場といいますか寒い時期ですが、

上記に加えて、自分の場合は

1.ゴアテックスのレインウェア
2.ネオプレーンのソックス
3.フリース
4.速乾性タイツ

を追加します。

1.はまあ、けっこう汗かきますので、ゴアテックスでなるべく蒸れにくく。それから、防風のためです。バイクでもそうですが、風は身体を冷やします。もっと寒くなれば、フリースのネックウォーマーを追加するかもしれません。

それから、漕いでいると内海はそんなにザバザバ濡れることはないと思うのですが、パドルから水しぶきが飛んだりします。

また、最後にカヤックを真水で洗う際にホースの水がかかると、濡れるし冬場は冷たいです。濡れるのが前提のレインウェアなら、そういったことを気にしないで済みます。

2.これはダイビング用のものです。モンベルなどでカヤック用として販売しているものもありますが、なかなか流通数が少ないので入手しにくいです。

ネオプレーン素材を使ったマリンシューズにしようかとも思ったのですが、最初はなるべく装備は増やさずミニマムでやってみる方針なので、シューズは夏用のままネオプレーンソックスを追加しました。そういったシューズは、夏場暑そうですし。

とまあ、見てもらえてばわかりますが、フリースをはじめとして、普段使いのものの転用がほとんどでお金がかかっていません。

いちばん高価なゴアテックスのレインウェアにしても、実はバイク用のものを転用しているので、今回、買ったものではありません。

バイクに乗らなくなって、自転車に乗るとき、たまに使っていただけのものが活用できました。

あとは、これは完全に個人的な装備ですが、ちゃんと画像が撮りたいなと思ってペンタックスの防滴デジ一眼K-50の中古をゲットしました。

海上は太陽の照り返しがありますから、ファインダーがほしいですし、防水・防塵系のコンデジもイロイロ見てみたのですがけっこう高いなあ、と(ちなみにK-50は、ファインダーに塵1個入りの中古がソフマップで、34,000円ぐらいでした)。

それで、問題になるのはK-50の運用方法です。

コンデジであれば、ポケットの大きいPFDにすればよいのでしょうが、さすがに入りません。

かねてよりオススメされていた、デッキバッグはどうかとコースイ師匠に相談したところ、やはり「デッキバッグに入れるのがいいでしょう」というアドバイスをもらいました。

そこで、日本丸の帰りに横浜のサウスウインドさんでデッキバッグを買ってきました。

まだ陸上で瀬戸内帰りのコースイさんの手の平を撮影したぐらいなため、次回、ちゃんと海上で運用したら、紹介したいと思っています。

シーカヤック道はじめました!(覚え書き)

11月までの大型案件が終了してから、体系だてて書こうかな……。

と思っておりましたが、唐突に書籍のお話しをいただきまして……。

あまり乗り気ではなかったのです。

最初は。

が、編集ご担当者が丁寧な方で……。

意気投合し。

書籍の内容&語り部も魅力的だったため……。

ここのところないほどに、やる気になり。

請けてしまいました(笑)。

来年3月まで、また身動きがとれなくなりそうです。

そのため、とにかく、今にいたる状況を覚え書きしておかねば!

という焦りが生じて、この文章をしたためています。

シーカヤック。

あまり……。

「自分もやってるよ!」

という方も少ないと思われるのですが、そのむかーし。

10年以上前ですが。

自分は、お台場にモンベルがあったときに、船の科学館プールで体験しまして。

「これはいいな」と。

ただ、当時はバイク&自転車に乗っていましたし。

埼玉寄りの関東地方に在住していたため、あまりやれるところもなく断念。

さすがに長瀞までいってられないし……。

「なんだか、ホワイトウォーター(川)はスポーツっぽいなあ」

「ツーリングできて、自分のペースで楽しめそうなシーカヤック(海)のがいいなあ」と。

それでまあ、月日は経ち。

今年、引っ越して、神奈川寄りの関東地方に戻って来たため。

「これはできるぞ!?」と。

それでイロイロ調べたところ。

いつの間にやら、モンベル 横浜しんやました店という新店舗ができており……。

「そこが、シーカヤックに力を入れているようだぞ」と。

そこで、日本のシーカヤックの伝道師的存在である、海洋ジャーナリストの内田正洋さんの講義を受けまして……。

めでたく、シーカヤック教(道)に入信となりました(笑)。

やー、シーカヤック。

やればやるほど、奥が深く。

「ただのスポーツではない」

と、いろいろな言い方でおっしゃっていた、内田さんの言葉がウソでなかったのがわかってきます。

「漕げば漕ぐほどわかるよ」とも。

たぶん、多くの人は、内田さんの講義を受けずにシーカヤックをはじめてしまうと思うのです。

しかし、この講義を受けておくのと受けておかないのでは違います。

まったく、シーカヤックとの向き合い方が変わってくるんです。

有料ではありますが、損することはありません。

受講を強くオススメします。

さて。

以下、自分の備忘録を兼ねまして。

いままでの経緯を。

もし、これから

「はじめたい!」

と思っている方がいらっしゃれば、ご参考いただけるかも。


シーカヤックをはじめてからの経緯


モンベル 横浜しんやました店で、内田さんの講義(全2回)を受ける。
  ↓
モンベル 横浜しんやました店で、シーカヤック体験をする。
  ↓
内田さんに「もっと漕げるところはないですか?」と相談したところ、「横浜しんやました店のシーカヤック教室はいま準備中なので、日本丸に行ってごらん」と教えてもらう。
  ↓
現在、日本丸シーカヤックパークにて、内田さんのお弟子さんにシーカヤックのイロハを教えてもらっているところ。
http://www.nippon-maru.or.jp/memorial-park/seakayak-park.html


【1回目】カヤックはヒザ上で艇のヘリを固定して乗るものなのですが、なかなかポジションが決まらず。苦戦する。


【2回目】自分のシーカヤックの師匠(と勝手に思っている)コースイ(糸井孔帥)さんに相談したところ、「カヤックの幅が広すぎるのかもしれませんね」ということになり、もう少し幅の狭いカヤックに乗り換えることに。

新しい艇は、ポジションが決まって乗りやすいと思ったのも束の間。真っ直ぐ漕ぐことができず、あっちいったりこっちいったりして苦戦する。


【3回目】実は、カヤックは真っ直ぐ漕がなくてよいということを教わる。ヨットほどではないにしろ、ゆるく蛇行するものだ、と。

また、船底の形状により、傾けた方向と逆方向に曲がって行くという驚愕の事実も教わる(要するにバイクとは逆)。

いまは乗っていないものの、身体にしみついたバイクのクセがなかなか抜けず、どうしてもリーンインしてしまい苦戦する。

また、この日がはじめて以来、いちばん強風だったため流されてしまい。少しだけシーカヤックの醍醐味を味わう。ちょっとコンディションが悪いほうが練習にはちょうどよいな、と。

実はカヤックの最大の敵は風だそうで、ちょっとやそっとの雨、雪よりもとにかく風が要注意だそうです(まあ、外海ならば潮の流れや大型船がどうこうとかあるのでしょうが、まだまだ内海の世界なので)。

それから、少し漕ぐ方の足を踏み込むとよいとか、強く漕ぐ場合は腕を曲げないほうがよい場合もあるなどを教えてもらい。漕ぎ方に多少幅ができ、リズムもできてくる。


【4回目】曲がる際に大きく漕ぐとき、「外に漕ぐイメージで!」というアドバイスをもらう。曲がるとき、その場で転回するとき(戦車でいう超信地旋回)の挙動が目に見えて変わる。

流されたときの進路修正も楽になり、ブレーキをかける回数が減り、漕ぎのムダも多少減る。

後方に漕ぐ際、一漕ぎ目をパドルを水平にして、水面に置くイメージにするとよいと教わる。

それにより、大きく後ろに身体をひねって振り向いたときのバランスに崩れるのを防ぐ効果があるとのこと。やってみると安定して、「なるほど!」と思う。

長く、ブレード部分が細いパドルを試させてもらう。一漕ぎが大きくでき「漕ぎ味がイイな! 自分に合ってるかも!!」などとと悦に入っていたところ、ぜんぜんイメージ通りに進めておらず苦戦。

「今日からはじめました!」という方にもついて行かれず。

「どこかにロスがあるんだろうなあ?」というギモンにぶち当たるも、その場では解決できず。

後から冷静に考えると、外に漕ぎすぎて、「パドルの漕ぐ面が、スグに水上に上がってしまっていたのではないか?」と予想するも。検証は、次回に持ち越し。


といったぐあい。

そのうち、三浦半島(外海)あたりに行ってみたいと思っています。

しかし、前述の事情により、3月まではムリそうです。

これから真冬に突入ですが。

割と寒くないです。

寒がりの自分がいっているので、これは本当です。

全身運動=ジョギングしているようなものなので、軽く汗ばんできます。

また、先輩方に訊きますと。

実はシーズンまっさかりと思っていた、真夏はあまりよくないとも。

熱中症になるそうです。暑すぎて!

あ、あと肩こりが解消されます。

身体がしぼりこまれて、減量できます。

たぶん、いま体脂肪率が極限まで下がっているところです。

自分は増量しなければならない体質なので、ここから筋肉をつけて増量したいところ。

腕にはだいぶ筋肉がついてきたので、次は腹筋、背筋、そして胸筋ですね。

シーカヤックはうまくなればなるほど、腕ではなく、腰のひねり。

上半身だけでなく、下半身も使って全身で漕ぐものなんだそうです。

自分もまだ初心者ではあります。

それでも、先日「だいぶ、(全身で)漕げるようになりましたね!」といってもらえました。

ぜんぜん、最初の頃とは違っているそうです(腕だけ漕ぎじゃなくなったそうです)。

それから、救命胴衣(PFD=Personal Floatation Device)を必ず着用しますので、泳げなくても水が怖くなければ老若男女できます。

お子さんは、小学生以上を対象としているところが多いようで、日本丸シーカヤックパークの教室の場合、子ども向けは夏場だけ開催だそうです。

皆さんもぜひ、海洋民族日本人のルーツを探しに漕ぎ出してみてはいかがでしょうか(内田さんのウケウリですが)。

「キングカイザー応援ブログ!」再開に向け更新テスト中です。

私はキングカイザー応援ブログ!」(キングカイザー制作者、丸さん公認です)の管理人をさせていただいています。

ただ、いろいろと手がまわらなくなり、中途半端な状態に陥ったため、長らく休止の状態でした。

もちろん、丸さんにご相談してです。

2016年末も迫ろうというところではあります。

ここにきて、ようやく、私もいろいろと落ち着きを取り戻してきました。

そのため、また丸さんにお話して、試験的に「~応援ブログ!」の更新を再開しています。



いま、丸さんは中国遠征に行っています。

ロボットプロレス「できんのか!」の面々といっしょです。

相変わらず、キングカイザー&丸さんは精力的に活動しています。

「~応援ブログ!」などといってはいます。

でも、実は、原稿をまとめるたびに、こちらのほうが励まされることが多いのです。

中国公演は、1日3回の予定でした。

それが、大盛況なため1日4回になったそうです。

「できんのか!」主宰の小俣氏が報告しています。

大成功のようです。

きっと帰国後、丸さんから興味深いお話しの数々が聞けると思います。

それは、「~応援ブログ!」でご報告するつもりです。

キングカイザーファンの皆さんは、楽しみにお待ちください!

そして、今後とも、キングカイザーの応援! よろしくお願いします!!