広々としたよいところでした
現在、更衣室やシャワー施設、艇庫などが工事中とのことでした。 |
大森ふるさとの浜辺公園のシーカヤック・スクール(大田区カヌー協会開催)に参加してきました。
初心者向けスクールとのことでしたが、自分は横浜以外ではまともに漕いだことがないのと、大森ふるさとの浜辺公園に行ったことがなく、どんなところかいちど見てみたかったので偵察をかねて行ってまいりました(さすがにそろそろ、初心者と中級者の間ぐらいにはなってきていると思うのですが……)。
横浜でいつもお世話になっているインストラクターの方に聞いてみたらば、「いいところですよ!」とのことだったので楽しみにしていました。
土曜の予定でしたが、強風ということで(大田区の)インストラクターの方にご連絡をいただき、日曜となりました。
少々、駅から歩きますがそこまでわかりにくくはないかなといった印象。 |
人工砂浜が広がります。 |
サングラスとグラブはあったほうがいいです
参加は私を含めて4名で、まったくのはじめてという女性2名がいらっしゃったのですが、楽しいシーカヤックデビューとなったようでよかったです(やっぱり、何事もはじめての印象が大事ですよね!)。ひとりで参加されている女性もいたのですが、ゆくゆくはシーカヤックでキャンプに行ったりしたいとおっしゃっていてかなり気合いが入っている様子でした。ぜひ、末永く楽しんでもらえればよいなあと思いました。
それから、足もとはみなさん長靴でバッチリ固めてらっしゃってすばらしいと思ったのですが、サングラスとネオプレーンの手袋もあったほうが快適ではと思いました。
やっぱり、海は冬場でも照り返しがあるのでサングラスがないと目がヤラれます(スキー場みたいなものですね)。
インストラクターの方が、海のレジャーをやっている人がある程度、年齢がいくと目のトラブルが多いとおっしゃっていました。そのため、子供の頃からサングラス推奨だそうです。
あとは冬場は比較的暖かい日でも、手が濡れたところに風が当たると熱が奪われます。漕いでいると、手を頻繁にこすり合わせるわけにもいかないので、手袋はあったほうがよいです。
障害物には、フジツボなどが着いていることも多く、うっかり触れると手が切れることもあるそうです。それを防ぐ意味でもネオプレーンのグラブはあるとよいかなと(ちゃんと握れれば、カヤック用でなくても、ダイビング用でもフィッシング用でもよいと思います)。
さて、肝心の艇ですが、不知火IIに乗せていただきました。すごい素直といいますか、曲げたいように曲がるし、何も積載しておらず喫水が高いこともありスピードがでるしと、気持ちのいい艇でした。
ただ、ちょっと自分には幅が広いかなあ、というのと、漕ぎはじめたばかりの自分がこう言うのは不遜かもしれませんが、波風がないところで乗っても安定しすぎて練習にならないかもしれません。
ということで、いままで乗った中ではチニータがいちばんいいかなあと。
よいところすぎました
それで、まあ、親切に教えていただいて、よいところだなあ、と思ったのですが……。よいところ過ぎました。
どういうことかと申しますと、砂浜の前の海の左右にオイルフェンスがありまして、そこの内側がスクールで漕ぐ範囲に設定されているのです。
大森ふるさとの浜辺公園を地図で見るとわかるのですが、城南島、京浜島、昭和島のさらに内側に位置しています。
強風の日は初心者は「沈」覚悟になるぐらい大変な状況になるそうなのですが、穏やかな日は本当に穏やかなんですね。
だから、初心者の方のデビューには適していると思います。モンベル 横浜しんやました店での体験と同じように。
ただし、何度か漕いだことのある経験者は、あくまでも漕いだことがない方もいらっしゃる初心者向けのスクールですので、物足りなくなる可能性大です(要するにオイルフェンスを越えたくなります)。
そこはちゃんと考えられていて、ツーリングイベントも開催されるとのことですので、経験者の方はそちらを視野に入れるのもよいと思います(参加条件等は公式ホームページでご確認ください)。
今回の私のように横浜で漕いでいる人も、大森ふるさとの浜辺公園で漕ぐというのはいつもと違って非常によいと思います(砂浜ですし、ジャンボジェット機が間近に見えます!)。
大森ふるさとの浜辺公園で漕いでいる方も、たまに横浜(日本丸シーカヤックパーク)に行ってみるのもよいのではと思いました(ほかの船も行き交う、大観覧車の下を漕げます!)。
2017年春にシーカヤックデビューがオススメ!
そうそう、現在、大森ふるさとの浜辺公園はいちぶ工事をしていて、更衣室、シャワー施設、艇庫が2017年4月に完成予定だとのことです。基本的にシーカヤックは年中無休でできますし、自分も2016年の秋からはじめて冬場のいまでも漕いでいます。
しかし、シーカヤックによいシーズンは春秋だということもありますし、春に大森ふるさとの浜辺公園でシーカヤックデビューというのもよいかもしれません。
とかく陸上は過密気味です。クルマで走ってもバイクで走っても、自転車に乗っても、ジョギングしてもウォーキングしても、すぐにほかの自動車や人に突き当たるし、信号だらけであまり快適とはいえないです。密度が高ければ事故の確率も上がります。
その点、海は陸に比べてまだまだキャパシティがありますし、信号もありません。救命胴衣をつける、右側通行するなど基本的なルールを守れば安全に楽しめます。
シーカヤッカーで、海洋ジャーナリスト内田正洋さんによると、日本ほどいろいろな表情を持つ海に恵まれた国家は世界広しといえどもない、とのこと。
せっかく海洋国家の日本に生まれたからには、海を活用しない手はないと思います。
長瀞や三浦半島、房総半島に行かなくても、東京23区内&横浜港で手軽にカヤックできるわけですから、ぜひ多くの方に漕ぎ出していただきたいと思います。
シーカヤックは全身運動なので肩凝りもほぐれますし、広い海を漕いでいると陸上での精神的なプレッシャーからも解放されること請け合いですよ!
大田区カヌー協会(大森ふるさとの浜辺公園のシーカヤック・スクール)
http://www.o-2.jp/oca/
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