前回行った際には、もう年内は漕ぐ機会がないかと思っていたのですがよかったです。
おかげさまで、座り仕事でガチガチになった身体がほぐれました。
さて、今回は、まず、私のシーカヤックの師匠、糸井孔帥さん(私はコースイさんと呼ばせもらっています)にお願いしていたブツを見せてもらいました。
それは……。
瀬戸内での航路などを解説してくれる、コースイ師匠。 |
海図(ヨット・モーターボート用参考図)です。
それも、11月の瀬戸内横断で実際に使用したものです。
東京、横浜の海図は、シーカヤックで必要とされる細かな水路などが記載されていない。
そのため意味をなさないので、持っていないのだそうです
(細かな水路等は、脳内にインプットされているのだとか)。
でも、瀬戸内海はいろいろ進入禁止区域などの有用な情報が得られるそうで……。
なるほど、ちょっと眺めただけでも海苔の養殖をしている海域であるとか、赤く括られているゾーンがちらほらあります。
後は、また違った意味で、大型船の航路にも注意だそうです。
海上でのシーカヤックは、大型船からの視線の高さからかなり低い位置にある。
そのため、大型船からは存在にまず気がついてもらえないのだそうです。
だから、こちらから避けないと衝突するわけですね。
実践している先達の経験談は、大変タメになります! |
引き続き、K-50の運用テスト中
それから、懸案のペンタックスの防滴一眼デジカメ、K-50の運用方法なのですが……。
今回はEOS Kissも持参、撮影しました。
前回は紹介できなかった、K-50のシーカヤックへの装備具合を紹介します!
デッキバッグの中にビニールケースを入れ、その中にK-50を入れています。 |
前回、自宅に戻って確認したところ、K-50のファインダー内が結露していました。
そのため、防滴とはいえ(中古ですし)「なるべく濡らさないようにする」という運用方針に変更。
100円ショップで買ったビニールケースをデッキバッグの中に仕込んでみました。
ビニールケースのファスナーは閉じず、デッキバッグのファスナーを閉めるという運用です。
そのため、パドルよりしたたった海水が前部から少し入りましたが、上からの水滴は左右に流れ落ちるのでずぶ濡れにはならず。
今回は、ファインダー内の結露はありませんでした。
ただ、当方ずっとキヤノン製一眼レフデジカメを使っていて、今回が初ペンタックス(+リコーイメージング)製というのもあってか……。
人差し指操作のスライド式電源スイッチが滑ってオン・オフしにくいです。
もう少ししっかりした突起にするか、親指でしっかり操作できる配置だとよいのですが。
寒いと指はかじかんでいますし、グラブごしだと余計に操作に難儀します。
さらに、どうも前回、ピントが合いにくく感じたため、合焦したときに「ピピッ」と鳴る音をオンにしてみたのですが……
(取材先でうるさいので、通常、デジカメは音もフラッシュもオフにしています)。
それでもやはり、EOS Kissに比べてアタリが少ない気がしました。
設定を変更して、中央1点で合焦するようにしているのですが、なぜか見当違いの海面にピンがいっていたりするのです。
まあ、まだ絞ったりはしていないので、これからいろいろとテストしてみる余地はあります。
ただ、ちょっと3年前の機種の中古だけあり、本来の性能が出ているのかわからないという疑惑も生じたりはしています。
しかし、新品のK-50やほかのペンタックス機を使ったことがないので、比較対象がないという(笑)。
あとは、今回、デッキバッグにカラビナを付けてみたのですが、小さすぎてコードを3本まとめてくわせるのが難しかったのです。
そのため、自宅に戻ってから、ダイソーでいちばん大きいカラビナ(2個組を2つ)を買ってきて付け替えました。
さらにK-50に布製のハンドストラップを付けて、そこにバンジーコードを装着していたのですが、どうも布製ハンドストラップがカビ臭くなってきたので外しました。
それでまあ、そのままでは、バンジーコードが着かないので、ワークマンで売っているような(東急ハンズで購入した)工具を止めるワイヤーストラップをかませて、そこにバンジーコードのベロクロを付けています。
それから、4本しかなかった単3eneloop proを4本追加購入しました。
さすがに海上で差し替えるツモリはありませんが、予備電池ができました。
あとは100円ショップの缶オープナーで、外れなくて困っていたレンズフィルターは外すことができました。
キャンドゥのゴム製オープナー(うさぎ)で、レンズフィルター外れました。 |
シーカヤックは優れた乗り物だ!
肝心の漕ぎ納めですが、今回は風がそこそこありましたので大岡川コースへ。
さすがに6回目でだいぶ慣れてきました。
それに、コースイさんは初心者の自分に合わせてゆっくり漕いでくれます。
おかげで漕ぎながら、雑談する余裕がありました。
いまのちょっと細身の艇を貸してもらうようになってスグは、真っ直ぐ進むのが困難でしたから大した進歩ではないかと
(後に真っ直ぐ進むのではなく、ゆるく蛇行するように進むということが判明したのですが)。
ただ、これは、私が格別うまいわけではなく、6回も漕いでいれば誰でもそれなりに漕げるようになります。
これってスゴイことではと、ふと思ったわけです。
2016年10月から、まったくの未経験者が月2回ずつぐらい、ちょこちょこやっていま12月。
たった3か月で、ノンビリ雑談しながら進めるようになるものってほかの乗り物で、なかなか思い浮かばないです。
シーカヤックは、自転車とかバイクのように転ぶ心配もないですし、クルマのように周囲の流れに急き立てられることもないですし……。
自分のペースで漕いで、何か「アレっ?」と思えば、その場で止まって考えるゆとりがある乗り物です
(初心者が漕ぐような内海では)。
このあたり、シーカヤックをやっているみなさんがおっしゃる「誰にでも漕げますよ!」という言葉は嘘偽りないものだと実体験から思います。
その後、身をもって理由を知ることになりました。
スプレースカードが下がっていると、ちょうど股上のあたりにへこみができてしまいます。
そこに水が貯まってしまうんです。
だから、そこに凹みをつくってはいけないのですね。
貯まった水を海に流そうとして失敗し、隙間から腰回りに浸水してしまいました。
まだ、そこまで寒い日ではなくてよかったです。
ということで、K-50の設定をいじりつつ、来年の初漕ぎに備えようと思っています。
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