と思っておりましたが、唐突に書籍のお話しをいただきまして……。
あまり乗り気ではなかったのです。
最初は。
が、編集ご担当者が丁寧な方で……。
意気投合し。
書籍の内容&語り部も魅力的だったため……。
ここのところないほどに、やる気になり。
請けてしまいました(笑)。
来年3月まで、また身動きがとれなくなりそうです。
そのため、とにかく、今にいたる状況を覚え書きしておかねば!
という焦りが生じて、この文章をしたためています。
シーカヤック。
あまり……。
「自分もやってるよ!」
という方も少ないと思われるのですが、そのむかーし。
10年以上前ですが。
自分は、お台場にモンベルがあったときに、船の科学館プールで体験しまして。
「これはいいな」と。
ただ、当時はバイク&自転車に乗っていましたし。
埼玉寄りの関東地方に在住していたため、あまりやれるところもなく断念。
さすがに長瀞までいってられないし……。
「なんだか、ホワイトウォーター(川)はスポーツっぽいなあ」
「ツーリングできて、自分のペースで楽しめそうなシーカヤック(海)のがいいなあ」と。
それでまあ、月日は経ち。
今年、引っ越して、神奈川寄りの関東地方に戻って来たため。
「これはできるぞ!?」と。
それでイロイロ調べたところ。
いつの間にやら、モンベル 横浜しんやました店という新店舗ができており……。
「そこが、シーカヤックに力を入れているようだぞ」と。
そこで、日本のシーカヤックの伝道師的存在である、海洋ジャーナリストの内田正洋さんの講義を受けまして……。
めでたく、シーカヤック教(道)に入信となりました(笑)。
やー、シーカヤック。
やればやるほど、奥が深く。
「ただのスポーツではない」
と、いろいろな言い方でおっしゃっていた、内田さんの言葉がウソでなかったのがわかってきます。
「漕げば漕ぐほどわかるよ」とも。
たぶん、多くの人は、内田さんの講義を受けずにシーカヤックをはじめてしまうと思うのです。
しかし、この講義を受けておくのと受けておかないのでは違います。
まったく、シーカヤックとの向き合い方が変わってくるんです。
有料ではありますが、損することはありません。
受講を強くオススメします。
さて。
以下、自分の備忘録を兼ねまして。
いままでの経緯を。
もし、これから
「はじめたい!」
と思っている方がいらっしゃれば、ご参考いただけるかも。
シーカヤックをはじめてからの経緯
モンベル 横浜しんやました店で、内田さんの講義(全2回)を受ける。
↓
モンベル 横浜しんやました店で、シーカヤック体験をする。
↓
内田さんに「もっと漕げるところはないですか?」と相談したところ、「横浜しんやました店のシーカヤック教室はいま準備中なので、日本丸に行ってごらん」と教えてもらう。
↓
現在、日本丸シーカヤックパークにて、内田さんのお弟子さんにシーカヤックのイロハを教えてもらっているところ。
http://www.nippon-maru.or.jp/memorial-park/seakayak-park.html
【1回目】カヤックはヒザ上で艇のヘリを固定して乗るものなのですが、なかなかポジションが決まらず。苦戦する。
【2回目】自分のシーカヤックの師匠(と勝手に思っている)コースイ(糸井孔帥)さんに相談したところ、「カヤックの幅が広すぎるのかもしれませんね」ということになり、もう少し幅の狭いカヤックに乗り換えることに。
新しい艇は、ポジションが決まって乗りやすいと思ったのも束の間。真っ直ぐ漕ぐことができず、あっちいったりこっちいったりして苦戦する。
【3回目】実は、カヤックは真っ直ぐ漕がなくてよいということを教わる。ヨットほどではないにしろ、ゆるく蛇行するものだ、と。
また、船底の形状により、傾けた方向と逆方向に曲がって行くという驚愕の事実も教わる(要するにバイクとは逆)。
いまは乗っていないものの、身体にしみついたバイクのクセがなかなか抜けず、どうしてもリーンインしてしまい苦戦する。
また、この日がはじめて以来、いちばん強風だったため流されてしまい。少しだけシーカヤックの醍醐味を味わう。ちょっとコンディションが悪いほうが練習にはちょうどよいな、と。
実はカヤックの最大の敵は風だそうで、ちょっとやそっとの雨、雪よりもとにかく風が要注意だそうです(まあ、外海ならば潮の流れや大型船がどうこうとかあるのでしょうが、まだまだ内海の世界なので)。
それから、少し漕ぐ方の足を踏み込むとよいとか、強く漕ぐ場合は腕を曲げないほうがよい場合もあるなどを教えてもらい。漕ぎ方に多少幅ができ、リズムもできてくる。
【4回目】曲がる際に大きく漕ぐとき、「外に漕ぐイメージで!」というアドバイスをもらう。曲がるとき、その場で転回するとき(戦車でいう超信地旋回)の挙動が目に見えて変わる。
流されたときの進路修正も楽になり、ブレーキをかける回数が減り、漕ぎのムダも多少減る。
後方に漕ぐ際、一漕ぎ目をパドルを水平にして、水面に置くイメージにするとよいと教わる。
それにより、大きく後ろに身体をひねって振り向いたときのバランスに崩れるのを防ぐ効果があるとのこと。やってみると安定して、「なるほど!」と思う。
長く、ブレード部分が細いパドルを試させてもらう。一漕ぎが大きくでき「漕ぎ味がイイな! 自分に合ってるかも!!」などとと悦に入っていたところ、ぜんぜんイメージ通りに進めておらず苦戦。
「今日からはじめました!」という方にもついて行かれず。
「どこかにロスがあるんだろうなあ?」というギモンにぶち当たるも、その場では解決できず。
後から冷静に考えると、外に漕ぎすぎて、「パドルの漕ぐ面が、スグに水上に上がってしまっていたのではないか?」と予想するも。検証は、次回に持ち越し。
といったぐあい。
そのうち、三浦半島(外海)あたりに行ってみたいと思っています。
しかし、前述の事情により、3月まではムリそうです。
これから真冬に突入ですが。
割と寒くないです。
寒がりの自分がいっているので、これは本当です。
全身運動=ジョギングしているようなものなので、軽く汗ばんできます。
また、先輩方に訊きますと。
実はシーズンまっさかりと思っていた、真夏はあまりよくないとも。
熱中症になるそうです。暑すぎて!
あ、あと肩こりが解消されます。
身体がしぼりこまれて、減量できます。
たぶん、いま体脂肪率が極限まで下がっているところです。
自分は増量しなければならない体質なので、ここから筋肉をつけて増量したいところ。
腕にはだいぶ筋肉がついてきたので、次は腹筋、背筋、そして胸筋ですね。
シーカヤックはうまくなればなるほど、腕ではなく、腰のひねり。
上半身だけでなく、下半身も使って全身で漕ぐものなんだそうです。
自分もまだ初心者ではあります。
それでも、先日「だいぶ、(全身で)漕げるようになりましたね!」といってもらえました。
ぜんぜん、最初の頃とは違っているそうです(腕だけ漕ぎじゃなくなったそうです)。
それから、救命胴衣(PFD=Personal Floatation Device)を必ず着用しますので、泳げなくても水が怖くなければ老若男女できます。
お子さんは、小学生以上を対象としているところが多いようで、日本丸シーカヤックパークの教室の場合、子ども向けは夏場だけ開催だそうです。
皆さんもぜひ、海洋民族日本人のルーツを探しに漕ぎ出してみてはいかがでしょうか(内田さんのウケウリですが)。
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