2011年6月26日日曜日

デンタルケアの割と深い話

本来、デジタル機器であるとか、パソコンであるとか、ゲームであるとか、そちらのほうが得意分野なのですが、今回はワタクシと切っても切れないデンタルケアに関した投稿です。

ワタクシ、子供の頃は歯並びが表彰されるぐらい良かったのですが、永久歯に生え替わった際にガタガタになりました。それ以来、歯の隙間が極端に狭まり、咀嚼したモノが歯の間に挟まりやすくなりました。

おかげで、我が人生、歯磨きは割とちゃんとしてきたツモリなのですが、神経を取らなければならないほど重症の虫歯に何箇所もなりまして、なおさらガタガタの状態になりました。

歯科医によると、乳歯で歯並びが良すぎると、生え替わりの際に永久歯が生えてくる場所がなく、斜めに生えてしまうことが多いのだそうです。つまり、乳歯で歯並びが良い子供は、永久歯になって歯並びの悪い大人になりやすいのだそうです。なんという落とし穴でしょうか、ノンビリ表彰されている場合ではなかったのです。


そんなワタクシめのデンタルケア人生の中で、転機となった事件が2つありました。まず1つ目は、デンタルフロスとの出会いです。それまでも、電動ハブラシを使い始めたりして、一時的には、虫歯にならなりにくくなったかな、と思えたこともあったのですが、やはり虫歯になりまして歯科医のお世話になりました。

当時、編集部勤務でそうそう仕事が抜けられなかったので、勤務先近くのいつもと違う医院に行ったのです。そこでセンセイが、
「毎日でなくても良いので、デンタルフロスも使うように」
「アナタの歯は、ブラッシングだけではキレイにならない」
と教えてくれました。

確かに、ワタクシの場合、山切りカットでギリギリやろうが、楊子でキリキリやろうが、どうにも取れない食べカスが歯の間に残っていることがありました。そこで教えられた通り、デンタルフロス(糸楊子)なるモノを買いました。最初は力加減や角度がうまくいかずに歯茎から出血したりもしましたが、じきに慣れて、なかなか素晴らしいデンタルケア製品だとの認識を持ちました。

ブラッシングだけのときと比べて、明らかに口がスッキリしていました。朝起きたときの口中のイヤなカンジや口臭も、激減しましたし。何より、挟まってしまうとどうしても取れなかった、繊維質の食べ物がデンタルフロスで取り除けたのは感激でした。

一言でデンタルフロスと言っても種類があります。太さの違うタイプ、滑りを良くするワックスが添付されているタイプ、アンワックスタイプ、唾液を吸うと広がって汚れを掻き出してくれるタイプ、ドラッグストアや東急ハンズで吟味しては様々なタイプを試したものです。

しかし、それでも虫歯撲滅には至らず、あとはデンタルフロスをサボらず続けて行くしかないのだな、と思いつつ歯科医に通っていました。そんなあるとき、「ちゃんと磨いてデンタルフロスも使っているんですけどもね」と言ったワタクシに対して、
「それなら、歯間ブラシを使ったほうが良いかもしれませんね」
と歯科衛生士の女性が教えてくれたのです。

デンタルフロスを使用するようになって以来、デンタルケア製品は一通り調べていたので、歯間ブラシの存在も知ってはいましたが、何せ歯間ブラシの入り込む余地のない歯並びです。デンタルフロスが面倒なときにちょっと使ってみたいな、と思って買ってみたこともあったのですが、使いこなせず、完全に諦めていました。

ところが、デンタルフロスは汚れを取り除くことができても、歯茎のブラッシング・マッサージができないのが問題なんだそうです。ワタクシももう若くはなくすっかりオジサンの年齢ですから、歯茎の健康にも気を遣ったほうが良いということです。歯垢を取る際にちょっと触れるだけで出血するのは、歯茎が腫れているのが原因だとも言われました。

「挿入が難しい部分は、楊子のように先端だけ使うのでも良い」との説明もあったので、その場で歯科医専用の歯間ブラシの一番細いタイプ(箱にSS表記アリ)をさっそく買い求めました。

歯間ブラシを使ってみると、数日で歯茎がしっかりしてきて、ワタクシの場合、効果てきめんでした。ただ、どうしてもSSタイプでも通らない狭い場所があるのでデンタルフロスも併用していました。

そこで、2つ目の転機となる事件が発生、近所のドラッグストアでのことでした。究極の細さ0.2mmワイヤー使用、最小通過直径0.6mmの超極細歯間ブラシを発見したのです。この製品は、「究極! 激細」とパッケージに明記するだけあり、今まで見たどんな歯間ブラシよりも細かった。

以下、満足にマクロ撮りできる機材が手元になかったため、分かりにくい画像となってしまっていますが、実物は黒のデンタルプロ 激細歯間ブラシ(株式会社ジャックス、日本製)が緑のSSタイプに比べて明らかに細いです。














SSタイプの歯間ブラシだと、歯茎に当たり過ぎて苦痛を感じる箇所が多かったのですが、この「激細」タイプだと、すんなり入り快適です。それでも入らない部分は、やはり楊子のように使い、デンタルフロスも併用することがありますが、今のところ、電動歯ブラシとこの「極細」歯間ブラシが、我がデンタルケアの最重要アイテムとなっています。

電動歯ブラシに比べれば300円程度という、リーズナブルな価格帯の製品ですし、安い割には効果が分かりやすい商品ですので、歯ブラシ以外のデンタルケアグッズを使ったことがない人にもぜひ試してみてほしい製品です。歯や歯茎は、何か問題になってから対処すると非常に痛い目に遭う部分なので、健康なうちにケアしておくのが重要だと、歯科医常連だったワタクシメは思う次第です。

電動歯ブラシ、デンタルフロスに加えて、歯間ブラシを使用するようになってから、口腔内の調子が良いので、半年に1度、検診のごとく通院する以外、お世話にならずに済みそうなのが嬉しい限りです。あとはケア自体をいかにサボらずに続けていくかという、究極の命題をどう解くかだけなのですが……。

0 件のコメント:

コメントを投稿