フリーランスの編集者、種子島健吉のブログです。日本経済新聞社・グループ企業関連媒体を中心に、編集・執筆歴20年以上。2018年より2年間石垣市在住。その後、マレーシアに渡り半年在住。2020年関東に戻りました。シーカヤックを漕いでいます。
2013年3月28日木曜日
取り扱い商品点数25万点: もはや「ストラップヤ」じゃない「ストラップヤ」に、なんでそうなったか聞いてきた!
取り扱い商品点数25万点!? もはやストラップだけではないWebショップ「ストラップヤ」に、なんでそうなったのかと、売れ筋商品などを聞いてきました。
取り扱い商品点数25万点
今回は、神奈川県小田原市に本社をかまえる、Web通販サイト「ストラップヤ」さんにお話をうかがいにやってきました。
―― 「ストラップヤ」さんはそもそも、ケータイのストラップだけを扱っていたということですが、今ではそうではないということですか?
佐賀氏 はい、もともと弊社はWebショップでケータイストラップを販売する「ストラップヤ」を運営するところから出発したのですが、今ではケータイストラップ以外のバラエティグッズを販売する「にぎわい商店」も運営していますし、EC事業者向けのシステムを開発販売するIT部門もあります。扱っている商品も2万点、5万点、10万点と増えていって、いまではだいたい25万点になっていますね。
―― 25万点もですか?
佐賀氏 ええ。弊社は自社で開発したWebショップ運営システム「ネクストエンジン」を販売しているぐらいなので、システムまわりは「サーバーを強化しなくちゃね」程度で、特にトラブルらしいトラブルもなかったのですが、最終的に商品を発送するのは人の手ですから千葉県にある倉庫は当初、大混乱でした。
スマートフォンが普及していく課程で、iPhoneにストラップを通す穴がなかったりして、社長は「いったいこれから何を売っていけばいいんだ!?」と一時期心配したりもしたそうですが、現場はケースであったりとか、フィルムであったりとか、イヤホンジャックアクセサリーであったりとか、売れるものを売っていたら自然とこうなったという感じですね。
【佐賀一哲氏】
お話しをうかがった、ストラップヤネクスト WEB営業本部 ストラップヤ本店 店長の佐賀一哲氏。手にしているのはオリジナル商品。「ストラップヤ」ではWebショップの運営だけでなく、オリジナル商品の開発にも力を入れている
キーワードは「しゃべる」「食べる」「音がなる」
―― それでは、最近の売れ筋商品を教えてください。
佐賀氏 売れ筋の商品は、バラエティグッズでいうと、「しゃべる」「食べる」「音がなる」というキーワードになりますね。「しゃべる」は何か言葉を発するフィギュアのようなもの、「食べる」は「NZから独占逆輸入の寿司バズーカ“凱旋”!☆Sushezi☆極太バズーカ寿司次郎」のような食べ物で楽しめるもの、「音がなる」というのは「オタマトーン」や「Electronic Rock Guitar Shirt」などのような楽器系ガジェットなどですね。
混沌とする昨今のケータイグッズ
佐賀氏 ケータイ、スマートフォン関連ですと、けっこう方向性が定まっていないというか、カオスなところがあるのですが、私の中では「おもしろ系」「キャラクター系」「王道系」というように分類しています。
「おもしろ系」は、食品見本のようなスマートフォンケースなどインパクトのあるもの、「キャラクター系」はディズニーをはじめとした定番キャラクターのストラップ、イヤホンジャックアクセサリーなど、「王道系」はとりあえずケータイを買ったら必要になるようなカバーやケースなどですね。
―― 「おもしろ系」以外は、なんか当たり前のように聞こえるラインアップですね……。
佐賀氏 確かにそうかもしれませんが、スマートフォンケースひとつとってみても、4000柄を用意している機種もあります。お客様の声で「iPhoneにはかわいいケースがあるのに、私のにはない……」というのがけっこうあったんです。ですから、「ストラップヤ」では、注文を請けてからプリントする方式を導入して、Android端末用にも多くの柄を用意しているんですね。おかげさまで「諦めていたのにかわいいのがあった。ありがとう!」というコメントをいただいたりしています。
我々はストラップを販売していたときからカスタマイズ系の商品を得意にしていて、名入れのストラップなどを扱ってきました。1個500円ぐらいの製品ですから、それを1個売っても送料を考えたら利益はないようなものです。でも、それを卒業式シーズンにクラス全員分買ってくださる先生であるとかまとめ買いのお客様もいらっしゃるんですね。そういう方はまたリピーターになってくれるし、他の製品も買ってくださるんです。
昔からたくさん細かい商品を売るのは弊社の得意技というのはあるのですが、網(ネット)でからめ取るように、せっかく来ていただいたお客様を逃がさないようにということは絶えず考えています。
それで、「ストラップヤにいけばケータイのものはなんでもある!」といってもらえるように、ケータイ関連商品の百貨店を標榜しているところもあるんですね。
購入までの道筋が重要
佐賀氏 サイトデザインなどを分かりやすくするのは当たり前ですが、購入までの道筋を作ることも大事です。検索サイトからサイトを訪れる方も多いですし、そういう方はトップページを見るとは限りません。
ですから、ケータイ関連の商品であれば、どのページを見てもそれが何の機種用か、バリエーションにどんなものがあるか迷わず分かるようにしておかないと、すぐ「もういいや」とブラウザを閉じられてしまうんです。
せっかく25万点の取り扱い商品があっても、ほしいものを提示できなければ意味がないので、Google アナリティクスを使ってどこまではアクセスがあるのか、どこでつまずいてしまっているのかを解析しています。1回目の買い物をしてもらうまでのファーストアプローチがいちばん大事なんですよ。
もちろん買っていただいたお客様のフォローもしています。1週間後に「ちゃんと使えていますか? 不具合がありませんか?」というメールを入れていますし、万が一、不良が発生した場合には、交換されたいのか、返品がよいのか、返金を希望されるのかを確認して対応しています。ご連絡は電話でもメールでもOKで、電話が繋がらないようなこともないようにしていますし。
本格仕様のキャラものが人気
―― それでは、ケータイ関連で最近の売れ筋商品を教えてください。
佐賀氏 まず、ありそうでなかったキャラクターもの大容量バッテリーチャージャー「ディズニーキャラクター/超薄型・大容量モバイル充電器6000mAh」ですね。バッテリーチャージャー、特に大容量のものにはかわいらしいキャラクターがあしらわれたものはなかったんです。
次もキャラクターもので、ミッキー、ドナルド、くまのプーさんのお尻を模したイヤホンジャックアクセサリー「ディズニーキャラクター『PLUG APLI』おしりシリーズ」がうけています。
あとは「愛飯」のシリーズですね。
―― 「愛飯」はITmediaでも、紹介させていただいて話題となりました。実用性はともかくとして、実物は写真以上にインパクトがありますね(笑)。
佐賀氏 なくても困りはしないケータイグッズですけれども、あればスマートフォンライフが楽しくなりますよね。我々も、それを持っている人が「少しでも幸せな気持ちになれるように!」ということを考えて、商品の販売、開発を行っています。
今までは、おもしろおかしくインパクト勝負という商品が多い傾向もありましたが、これからはそういったものもありつつ、奇をてらわず、ネタで終わらない商品も開発していきます。
弊社の地元、小田原ならではのインパクトある商品、既存のキャラクター商品とは一線を画する本革で洋書風の「Old Book Case for iPhone5」に続く商品も開発していますから期待していてください。
この記事は、ITmediaの記事
取り扱い商品点数25万点:
もはや「ストラップヤ」じゃない「ストラップヤ」に、なんでそうなったか聞いてきた!
http://gadget.itmedia.co.jp/gg/articles/1303/28/news041.html
の画像なしフルストーリー、ロングバージョンです。ITmediaには、画像入りの記事が掲載されています。
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ストラップヤ本店
2013年3月18日月曜日
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